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34:トラットリア マリオーネ

TRATTORIA Marione

イタリアのレストランには、
日本でも日本料理店や居酒屋という区分があるように、
いろいろな種類がある。

リストランテ…レストラン
トラットリア…カジュアルなイタリア料理屋さん
オステリア…日本で言う居酒屋さん
エノテカ…ワインバー 
ピッツェリア…ピザ屋さん

などなどの種類に分類される。

そして今回訪れたのは、
地元フィレンツェでも人気店のトラットリア「マリオーネ」である。

写真をご覧のとおり、
表通りに人が溢れるほどにぎわっている人気店。
到着したときに待ち時間を聞いた所、
1時間くらい…という返事だったので、
3人は待ってみることにした。

特に予約表があるわけでもなく、
お店の人も書き留める様子も無い。

席が空いたら呼ぶわけでもなく、
手前にいる人からお店に入っていく…

日本ならありえない…というか、
日本以外ではこれで当たり前なんだろうと思う。
とにかく前に前に出て行かないと、
思ったことが成し遂げられないのである。

という訳で、土井氏が何度かプッシュすると、
30分も待たずに席につけたのである。

ただ、そのことに対して怒る人もいなければ、
不平不満を口にする人もいない。
それが当たり前なのであろう…

さておき、店の厨房のカウンターの前の
4人がけのテーブルに通された3人組。

↑店内はこんな感じ~

もちろん注文するのは…
ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ
(キアナ牛のTボーンステーキ)である。

前日もビアンコロッソで食べた一品ではあるが、
トスカーナ地方の郷土料理なので、
食べないわけにはいかない。

ここ、トラットリア マリオーネでは
このTボーンステーキのミニマムはなんと1KG!
(骨を除いても600g~700gもある。)
スゴイボリュームなのだが、
比較的脂が少ないので、
思った以上に食べられるのである。

そしてお約束、トスカーナのキャンティー地区で作られる
地ワイン「キャンティークラシコ」がフルーティーな味わいで
このTボーンステーキに良く合うのだ。

そしてビックリするような、
モツァレラチーズ!

そしてオーナーのマリオさんが、
オススメするなんだか良くわからない郷土料理(笑)

とっても濃厚そうだが材料は全部野菜だそう。

それにオリーブオイルをドボドボかけていただくのだが
また、このオリーブオイルがうまいのである!

こうしてほぼ肉で腹いっぱいになりながら、
ピッティの話やビジネスの話に花が咲き
フィレンツェ二日目の夜もおだやかに過ぎ、
心地よい疲れの中心地よくぐっすりと眠りに落ちるのだった。

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