ゑみや洋服店

Home > Archives > 2020-08

2020-08

イタリアと日本が合作で生んだ究極の略礼服生地が届きました

チェルッティー社といえば、イタリアでも5本の指に入る名門の生地ブランド&メーカー。

そのチェッルッティーブランドの略礼服生地がゑみや洋服店に届きました。

IMG20200818141553

この生地のトピックはなんと言っても「日本製」であるということ。

IMG20200818143316_2

 

まず生地の耳(端)をご覧いただくと「JAPANESE ARTISAN」という文字がご覧いただける。

訳すと「日本の職人」とか「匠」とかいう感じだろうか?(⇩写真参照)

IMG20200818141631

 

JAPANSES ARTISAN BY LANIFICIO F.LLI CERRUTI DAL 1881

では、いったいこの生地はどの様にできて、なぜ日本製なのかを紐解いて行きたいと思う。

 

まず、このなめらかでドレープ感のきれいなこの上質な生地自体は正真正銘のイタリアのチェルッティ社が織ったもので有ることは間違いない。

まず、結論から言うとこの生地はチェルッティ社が上質な原毛から生機(キバタ:着色しない糸で織られた生地)を作成し、その生機を日本に持ってきて、日本で染め、そしてフィニッシュ(整理・仕上げ)を行った生地なのである。

最終工程を行った場所が原産国表示に表示されるので「日本製」なのである。

 

では、なぜまたそんな面倒くさいことをしているのか書いてみたいと思う。

古来から日本では黒留袖(着物)の文化があり、その生地の黒さが濃ければ濃いほど上質であるという価値観が生まれ、生地職人は濃黒に染めることを競い合った。

その技術は今でも受け継がれ、良い水にも恵まれた日本は世界一生地を黒く染める技術を持っているのである。

これは着物とは違うが略礼服などにもその価値観は根付いており、略礼服も濃黒であればあるほどよいものとされ、より黒く染める技術は略礼服に用いる、ウールファブリックにまで及んだのである。

 

ここで、わざわざイタリアの生地を染めなくても日本製の生地を染めればいいのでは?という疑問が生まれる。

確かにウールで創った生地には代わりはない。

 

世界の有名なウール生地の生産国といえば、いわずもがなイギリスとイタリアに集約される。

この2国の生地は明らかに差があり、簡単に言うとしっかり目で保守的なイギリス生地と柔らかく光沢のあるイタリア生地が特徴である(昨今ではその特徴も曖昧になってはいるが…)

この違いはいろいろな要因があるが、織り機の違いによるものもその1つである。

 

日本の毛織会社はドイツを中心に発達し、英国でよく見られる織り機がそのルーツであり、どちらかというと英国織物に近い製品が多い。

イタリアは独自に開発した織り機で織られるため英国織物とは一味違うのである。

 

独特のきれいなドレープ感があり優雅に見える生地はイタリアのお家芸なのである。

そんな生地に日本のお家芸である濃黒染めを施した生地が、今回届いたこの略礼服生地なのである。

いわゆるイタリア✕日本のいいとこ取りメイドインジャパン生地なのである。

 

1クラス上の略礼服をお求めなら、ちょっと優雅で表面もクリアなこの上質生地をおすすめいたします。

真夏のオーダーコートフェア2020

「夏にコートをオーダーするのは賢者の選択」

真夏のオーダーコートフェア

ゑみや洋服店の真夏のオーダーコートフェアが始まりました。

今、この時期にコートのオーダーをおすすめするのは3つのメリットがあるからです。

その③つとは…

早い!安い!うまい!

の3つです(笑)

牛丼屋チェーンかよ!って言ったあなた!そのとおりです。

でもちょっと違うので解説していきますね。

⇩文章を読むのが苦手な方は下の動画を御覧ください。

 

①早い!

残念ながら早くできるってわけではありません。

早期ご注文なので、コートが最も必要になったとき…そう10月末以降にはすぐに着用できる新調したオーダーコート出来上がっているということです。

コートの需要は気温が下がり、寒さを感じだした頃一気に高まります。

オーダーコートのファクトリーもその頃から一気に受注が増え、納期がとんでもなく長くなっていくのです。

特に南北に長い国日本では、北から順にコートの需要が増えてきます。

ゑみや洋服店のある神戸が寒くなりだした頃には、もうすでにファクトリーはいつもキャパオーバーになり長い納期をお客様にお願いすることになります。

素敵なコートを着て最も出かけたい時期はなんと言ってもクリスマスシーズンから年始にかけて…

寒くなってからのご注文だとその時期にお納めできないこともありえます。

なので、真夏にご準備いただくことをおすすめしています。

 

②安い!

これは、読んで字のごとく「安い」です。

まず、ファクトリーは冬に向けての準備段階でまだとても空いています。

この時期に、ファクトリーの都合に合わせて縫製に回しますので、繁盛期よりリーズナブルにお願いすることができます。

また生地に至っても、コートが売れる時期にはまだまだ早い時期なので、生地商社さんも早期割引価格で生地を提供していただけます。

この様にファクトリーも生地商社さんもお値引きをいただくことで、通常の販売価格の20%OFFでご注文をお受けすることができるのです。

コートはもともと単価が高い商品ですので、20%の金額もバカになりません。

さらにこの夏は限定でWEB限定ですが神戸プレミアムチケットの購入で更にお得にお買い物いただけます。

ここは見逃せないメリットですね!

⇩神戸プレミアムチケットについてはこちらのブログ生地を御覧ください。
http://www.emiya.co.jp/blog/?p=13630 (ゑみやBlog)

 

③うまい!

もちろん「美味しい」わけではありません(笑)

ファクトリーの閑散期に、ファクトリーの都合を100%聞きながら縫製いたします。

仕事量の少ない時期に、長めの納期を頂戴して縫製するということです。

なので、ファクトリーも十分に能力を発揮し、妥協せず時間をかけた丁寧な(うまい)仕事をしてくれます。

繁盛期では行き届かないきめの細かい縫製で仕上がってくるので我々販売側も安心、お客様も喜んで頂いております。

 

というわけで、夏にオーダーコートを注文するのは賢者の選択なのです。

 

さて、真夏のオーダーコートフェアの詳細は以下の通り

期間:2020年8月8日(土)〜9月6日(日)

ぜひこの機会に素敵なオーダーコートをご注文ください。

ご来店のご予約をお待ちしています。

2020年8月の店休日

2020年8月の店休日は・・・

以下のカレンダーの様になっております。
Multicoloured Pastel Flowers Simple Calendar

 

営業時間は10:00〜19:00です。

 

ご来店の際はご予約をいただきますとスムーズです。

 

ご予約・お問い合わせは・・・

フリーダイヤル:0120−862−917

公式LINE:https://lin.ee/aVF1KKb

までお気軽にお問い合わせください。

 

Home > Archives > 2020-08



カレンダー
« 先月 2020年 8月 翌月 »
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
管理者情報
Valid XHTML  
ログイン