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仕立屋二人組珍道中 ピッティー編 Archive

38:ドゥオーモ サンタ・マリア・デル・フィオーレ

数件のお店に立ち寄りながら、
いよいよサンタ・マリア・デル・フィオーレ(花の聖母教会)と言われる、
ドゥオーモ(教会堂)に到着する。

このドゥオーモの周りには、
「洗礼堂」「ジョットの鐘楼」があり、
フィレンツェ観光の中心となっている。

フィレンツエの宗教の中心であり、
街の象徴でもある。

写真に収めきれないほど、
あまりにも大きく
近付くとかえって大きさがわかりづらい…

もちろん中も広く、
天井も驚くほど高い

ドゥオーモ内のパノラマ写真(クリックで拡大します。)

とにかくこのドゥオーモはスケールが大きい。
建築には140年もの歳月が費やされているというのだから驚きである。

クーポラ(ドームの部分)には、
天井に「最後の審判」が描かれている。

なんと高さ91mの天井画…どのようにして描いたのか不思議である。

このドゥオーモの地下には、
この教会堂ができる前にあった教会あとの遺跡が残されおり、
見学ができるようになっていた。

次はドゥオーモの隣にある「ジョットの鐘楼」に向かう。

37:フェラーリ購入!?でまたまた大騒ぎ

ウッフィツィ美術館からドゥオーモまでは徒歩で10分足らず。

大通りは通らず路地をクネクネと進んでいくと、
街角に小物を取り扱っているお店を発見。

思わず店内に入ってみた。

ネクタイや小物の製造販売をしているお店らしい…

人懐っこいイタリア人の男性がひとりで店番をしており
お互い片言の英語でやり取りをはじめる。

ポケットチーフなど無いのか?とたずねると、
なかなかカラフルでイタリアらしいチーフを出してくれたので、
少し購入することにした。

ドット柄

プリント柄

無地白縁取り

などなどと
蝶ネクタイもきれいな色のものがあったので、
数本一緒に購入した。

ところが支払いの段階になり、
この店員の男性はとってもそそっかしいことが判明、
クレジットカードの暗証番号を打ち込む段階で金額がおかしいのに気が付いた。

ヨーロッパでカードを切るときに気を付けて頂きたいのだが、
まず、日本とヨーロッパでは「.」ピリオドと「,」コンマの使い方が逆なのである。
しかも、ユーロ以下のの単位「セント」があることも注意が必要である。

たとえば60ユーロなら「€60,00」と表記される。

今回の買い物は155ユーロなので、
「€155,00」が正しいのだが、実際のカードの控えがこちら…

「€155.006,60」
一見ピリオドがあるので155ユーロに見えなくもない。
ところがなんと155,006.6ユーロ!
+6.6ユーロの意味が良くわからないが…
日本円にしてその日のレートが150円ぐらいだったので、
¥23,250,990となる
フェラーリでも買ったのか?ってな金額である。(笑)

慌てて取り消しをする男性だったが、
それ以前に金額が大きすぎてカードが取引停止。
「Transazione Negata」(取引拒否)である。

結局カードが使えなくなり、
違うカードで支払いをするハメになってしまったのだ…

会社のカードだったため、
カードがストップされた旨の電話が会社に入り
「限度額オーバーでストップがかかっている」などと伝えるものだから、
会社もどぎまぎするわで大騒ぎであった(笑)

あっ!フェラーリは購入していませんので悪しからず(笑)

36:ウッフィツィ美術館

いよいよ、フィレンツエ最後の日

土井氏はこの日の午後便で帰国する予定であったので、
昨日の夜お別れし、この日は朝から別行動となり、
もとの仕立屋二人組みの旅にもどったのである。

この日は初日に予定していた、
フィレンツェ主要観光地めぐりが、
飛行機の乗り継ぎ失敗のおかげで、
達成できていなかったのでまずは観光と、
街を物色して掘り出しもん探しにホテルを出発する。

たった1.5日ではあるが歩き回ったフィレンツェ主要部までは慣れた道のり。

まずは、世界最古の美術館
ウッフィツィ美術館に向かう。

ウッフィツィとは英語でオフィスのこと。

もともとこの建物は、
フィレンツェの行政機関を一ヶ所に集める目的で建てられた建物を、
フランチェスコ一世が上階の柱廊を封じてギャラリーにし、
メディチ家の美術品を展示したことがきっかけとなり
現在のこの美術館になったそうである。

観光シーズンであれば、
入口には行列ができ待ち時間もかなりのようだが、
開館と同時に到着したので並ぶことなく入館できた。

まずは階段で一気に3Fまで登り、
回廊を巡りながら各部屋に展示されている絵画や彫刻を
順番に鑑賞するのであるが、
なんと3Fだけで45もの部屋があり、
造詣の深い方であれば、
半日はおろか一日中ながめていられそうなほどの、
素晴らしい展示品の数々である。

絵画や彫刻の作品一つ一つもさることながら、
美術館内のしつらえ装飾は目を見張るものがあり、
天井に描かれた絵画などは見入ってしまうほど素晴らしいのである。

残念ながら我々はそんなに時間をかけるわけにもいかず、
後ろ髪を引かれながら結局1時間半ぐらいで駆け足で鑑賞した。

実は10年ほど前に訪れたときも、
この美術館を訪れたので2回目の訪問ではあったのだが、
前回も駆け足でまわったような記憶がある(笑)

さて、次は駆け足でドゥオーモに行くぞ!

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