- 2015-02-08 (日) 13:06
- えみちゃんのひとりごと・・・
神戸の文具店といえば「ナガサワ文具センター」で万年筆を新調したお話…
ボクの「万年筆」との出会いは社会人になってすぐ。
あまりというか、かなり字を書くことに自信の無いボクだったが、
仕事上お客様に手紙を書くこともあり、
万年筆は下手な字も味に変わる…
なんてうまい話を聞き、藁をもすがる思いで何の知識も無いまま、
早速、近所の文具店に万年筆を求めて訪問したのである。
とりあえずうかがったのがゑみや洋服店の近所の
ご存知?水道筋商店街の文具店である。
顔見知りの奥さまが店番をしており、
ボクが万年筆を探していて、初めて使うので入門編で…
と伝えるとケースの中から出してくれたのが、
このパイロットの万年筆だった。
カートリッジ式の万年筆で、
当時値段は¥5000だったと思う。
ほんとに何も知らなかったボクは万年筆の値段に驚いた。
たかが筆記具に¥5000!
しかもこのお店の中では安い部類に入っている。
というか、最も安い…
選択の余地も無く、ご近所の体もあり、
かろうじて財布にあった¥5000を支払い、
憧れだったブルーブラックのインクをおまけにつけていただき、
お店を出たのを覚えている。
初めて万年筆にカートリッジを差し込み、
ペン先にインクが充填され、
紙の上にペン先を滑らせたときの感覚はいまでも覚えている。
万年筆というメカであり、
初めて出会う筆記具を使う心地よさ…
それ以来現在に至るまで約20年。
海外の万年筆に憧れ、
ペリカンの万年筆を購入したり、
安くて書き味の良いラミーのサファリを購入したりと、
数本の万年筆と出合い、今でもそのすべてが現役である。
そんな中、ある友人が引き合わせてくれた方が、
「ナガサワ文具センター」の竹内さん。
震災後、大好きな神戸を文房具で盛り上げたい!
という思いで、以前から温めておられた企画、
「神戸インク物語」という、
神戸の名所をインクの色で表現したシリーズを開発され、
神戸の震災後実に50色のインクを作り、
ナガサワ文具センターのヒット商品となっているのだ。
↓竹内さんが神戸インク物語について語った動画(Youtube)
その竹内さんと出会い、
ゑみや洋服店のあるわれらが水道筋のインクの作成をお願いしたところ、
なんと二つ返事でOKをいただき、
「水道筋マルシェブルー」というインクが約半年の期間を経て
神戸インクとしては48番目として完成したのです。
竹内さんと水道筋のメンバー他で行なわれた、
水道筋インクプロジェクトミーティング。
↑ 水道筋の「きらず料理よしみ亭」にて
神戸の山の手と海の手に挟まれ、
ちょうど中間にある水道筋商店街。
山のグリーンと海のブルーをあわせたステキなカラーに、
水道筋の市場(マルシェ)をイメージした名前がついたのだ!
↓KOBE INK 水道筋マルシェブルーのページ
http://www.kobe-nagasawa.co.jp/original/ink_48.html
実はこの「水道筋マルシェブルー」だが、
この「神戸インク物語」の中でも人気色に入っているようで、
出来てすぐに購入にうかがったのだが2個を残して完売(>_<)
2個とも購入したのだが、
それは友人へのプレゼントだったので、
結局ボクの手元には残らなかった…。
そして、しばらくしてふと思い出し、
竹内さんに連絡をとってみると、
「今なら在庫あります!」とのこと。
翌日、ちょうど時間が出来たので、
善は急げということで「ナガサワ文具センター」を訪問することにした。
この日は神戸ハーバーランド近くに所用があり、
車も止めやすいこともあり
ナガサワ文具センターのハーバーランド煉瓦倉庫店に向かったのだが…
平日のお昼過ぎ、普段なら混んでることなどほぼ無いはずの駐車場がまさかの満車!
その他、周りの駐車場もまさかの満車(>_<)
ぐるぐるとハーバーランド内を3周ほどしたのだが、
結局、駐車場は空きそうもない…
しかたなくあきらめて、三宮センター街の本店を目指すことにした。
こちらはハーバーランドと打って変わって
近くにスムーズに駐車場が見つかり、順調に駐車できた。
そして、三宮センター街に隣接するビルの3F
ナガサワ文具センターの万年筆売場に行くと…
なんと、めったにお店には立っておられない、
竹内さんが売場にいらっしゃったのだ!
ハーバーランドでの出来事をお話し、
まさに竹内さんに引き寄せられるがごとくやってきたことをお話し、
大いに盛り上がった
せっかくお会いしたこともあり、
前日にフェイスブックで話題になったキャップレスの万年筆をオススメ頂くことに。
長らく万年筆を購入してなかったこと、
また、普通の万年筆とは一味違う機構と、
そして、初めて握った万年筆と同じ「パイロット」の製品だったこともあり、
買わない理由が見つからず、
オススメ頂くままキャップレスシリーズのフェルモを購入することにした!
深いダークグリーンのボディに、
水道筋マルシェブルーのインクがぴったり!
お客様の採寸の際のメモを取るペンとして大活躍である。
竹内さん ありがとうございました。
引き続きよろしくお願いいたします。
余談だが万年筆は胸ポケットに挿すだけで、
知的な印象とセンスのを与えることができる、
とってもステキな装飾小物でもある。
↓ナガサワ文具センターのホームページはこちら
http://www.kobe-nagasawa.co.jp/