スーツやジャケット、コートについてのお手入れの質問を良くいただきます。
毎日着用する方はもちろんですが、着用頻度が少ない方の場合どのように手入れして、どのように保管すればよいのか悩むところですよね。
そこで手入れと保管についてお話ししたいと思います。
まずは外出から帰宅したら洋服ブラシを使ってのブラッシングをしましょう。
毎回こうでなくてもよいですが念入りなブラッシングは以下の通り。
①洋服ブラシの毛の部分で全体を軽くたたいて小さなホコリを浮かせる。
②上から下へ布目にそって軽くブラシをなでるように動かす。
③衿や肩まわりはフケや髪の毛、ほこりなどが付きやすいので重点的にケアする。
③衿の裏にも汚れは入り込むので衿を起こし内側にもブラシをかける。
⑤袖付け(袖と胴体の付け根)の部分の溝はホコリがたまりやすい。奥に入り込んだ汚れもブラシの毛先でかきだそう。
⑥パンツは特に裾口周辺は細かい砂や土ボコりがついているので、布目に沿ってブラッシングする。
⑦パンツのポケットはよく使うため中にゴミやホコリがたまりやすいので、ポケット布を引っ張り出してブラシをかけよう。
とここまでやれれば完璧ですが、まずは簡単にでも全体にブラシをかけることを心がけましょう。
そうすることで、気づかなかった汚れが早期発見でき、シミや虫食いなど手遅れにならずに済むからです。
その後、シワが目立つようであれば軽く霧吹きをして陰干ししておけば大丈夫です。
では、クリーニングについてですが…
特に着用頻度の少ない方より、「一回着るたびにクリーニングが必要なのか?」と質問をいただきますが、洋服の生地は一般的に獣の毛であり天然素材です。
天然素材が持つ油分は洋服自体を守り、バリアの役割を果たしています。
ところが、クリーニングで洗えば洗うほどその油分は失われ、度重なるプレスの高熱で表面の毛が寝てしまい、固くなり表面が光ってきます。
ですので、丁寧にブラッシングをした際に汚れが見つからなければクリーニングに出す必要はありません。
保管する場合は着用後、上記のブラッシングを念入りに行い、2~3日風通しの良いところで陰干してのち、通気性の良いカバーと防虫剤をかぶせクローゼットなどに収納する。
クローゼットもたまには扉を開け風を通すことも重要です。
締めきったクローゼットには湿気がたまりカビの原因にもなるからです。
以上いかがでしたでしょうか?
正しい手入れと保管方法を覚えて、大切な洋服をしっかり守りましょう!
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