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2017-07

RAC ロイヤルオートモービルクラブって (VISIT UK 2017 Vol.08)

RAC ロイヤルオートモービルクラブなるお宿。

前回のブログでもお話したが、ジェントルマンズクラブという施設である。

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まずはジェントルマンズクラブとはどんなところなのか?

ジェントルマンズ・クラブとは、イギリスのエリート階級に属する人が

食事や社交を目的に使う会員制クラブであり、

紹介者がなければ会員にはなれないクラブである。

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ロンドンにはこのようなクラブが50以上あると言われ、

そのクラブの歴史と格により、厳格なルール(ドレスコードなど)が設けられ、

特にその中でもRACは特に厳しいルールが採用されているクラブなのです。

 

特に平日には、スーツの着用が定められ革靴、ネクタイも必須。

このルールが守れ無いものは、

いかに首相であろうとも出入りすることは出来ないのである。

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私どもが訪れた土日においては、少しルールは緩和され、

ドレスコードはカジュアルという基準になるのだが、

カジュアルとは言え、出入りの際にはジャケット着用、

デニム、スニーカーは常にNGなのである。

 

ということは、靴は何曜日でも革靴以外は認められず、

ジャケットも入り口を出入りする際には必ず必要である。

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こんな厳しいルールがあるクラブ内には、

レストランあり、バーラウンジあり、ガーデンパーティーのできる庭あり、

プールやスポーツクラブありと様々な設備が建物内に凝縮されている。

 

もちろん、その施設内であればどのようなカッコをしていいわけではなく、

レストランやバーには同じドレスコードは求められ、

なおかつバッグの持ち込みも禁止なのだ。

 

日本ではなかなかここまで厳格なドレスコードに出会うことはない。

窮屈と言えばたしかに窮屈だが、

服装の大切さ、服装を統一することによるその場のステイタス感が保たれ、

服装のを正すことによる、社会的な責任感を作り上げているように思う。

 

通常、我々のような短期渡航者には足を踏み入れることの出来ないクラブではあるのだが、

今回、英国生地の超老舗マーチャントであるレアブラウンダンスフォード社のCEO

ジェームス・ダンスフォード氏の取り計らいにてRACへ宿泊することができたのだ!

 

一般的なホテルや宿泊施設とは全く違う雰囲気と趣を持つジェントルマンズクラブ。

ほんの少しではあるが、ドレスコード(服装)を重視する

英国のエリートビジネスマンの根底に流れるものの一端を垣間見たような気がした。

 

そして、世界のビジネスウェアのベースであるブリティッシュスタイルが

ドレスコードを通じて、秩序と、相手に対する敬意を表現する非常に大切な道具として、

現在まで、長く長く採用され続けてきた理由がわかったような気がしたのである。

 

つづく

ロンドンタクシーで今日の宿RACへ! (VISIT UK 2017 Vol.07)

ヒースロー空港のタクシーの乗り場にはロンドンタクシーが次から次へと入ってくる。

Ian Britton

ロンドンタクシーといえば黒のボディーという印象であるが、

最近ではラッピング広告されたものもあり

カラフルなロンドンタクシーも見受けられる。

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非常に効率の良いつくりになっているロンドンタクシーは、

まず運転席横の助手席はなく、

大きなトランクなどは直接助手席スペースに積み込めるようになっている。

 

乗客はすべて後部座席に乗り、

3名分のシートと向かい合って座る2名分の折りたたみシートがあり、

最大5名が乗車できるようになっている。

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通常の乗用車ではなく、少し背の高い車体は、

山高帽をかぶったまま乗れるようにとのこと、

いまでは、車椅子もそのまま乗車ができるようになっている。

 

エンジンは最近では日産自動車が提供しているというような噂も聞いたのだが、

これは未確認情報なので参考まで…

 

さて、ヒースロー空港から、ロンドン市内までのアクセスは、

電車、タクシー、バスなど様々な方法がある。

 

ちなみに高速鉄道のヒースローエクスプレスを使うのが、

最も早くて確実な方法である。

 

タクシー、バスに付いては空港周辺と市内が混み合うことが多く、

時間が読めないことが多いので特に飛行機の出発時間が迫っているときはオススメしない。

 

金額の目安としてはバスが一番安く、

次にヒースローエクスプレス、そしてタクシーの順に割高になる。

我々のように3名であれば、タクシーとヒースローエクスプレスではほぼ同じ価格程度になる。

 

空港から、ロンドン市内まではタクシーであれば高速道路にのり、

約1時間程度のドライブである。

日本と同じく右側通行なので、イタリアやフランスと違いとても安心感を感じる。

 

この日は市内まではとても順調に進んできたのだが、

やはりロンドン市内は混み合っており、宿の前までは1時間以上かかったのである。

 

さて、今宵の宿「RAC」のお話をしよう。

RACとはロイヤルオートモービルクラブの略であり、

ロンドンでも有数のジェントルマンズクラブなのである。

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↑RACの正面

イギリスのロンドンらしい石造りの重厚で瀟洒な佇まいのRACの外観。

ここに宿泊できると思うと否が応でも気分が盛り上がる!

 

では、一体ジェントルマンズクラブとはどんなクラブなのだろうか?

次回ブログではこのRACというジェントルマンズクラブについて書いてみたいと思う。

 

つづく

8年ぶりのヒースロー空港到着 (VISIT UK 2017 Vol.06)

ヒースロー空港には予定到着時間の約30分遅れで着陸した

アシアナ航空OZ521便。

 

現地時間の19時を回っていた。

日本時間では時差8時間なので27時…午前3時、真夜中である。

 

自宅を出て20時間後の到着である。

 

睡魔もそれなりにはあるのだが、到着の興奮がそれに勝り、

テンションは高めである。

 

8年前にこの空港に降り立ったときは、黒木氏と二人。

今回と同じく夜の到着だった。

今ほど旅慣れておらず、今思えばその時の緊張といったら計り知れない。

 

空港からタクシーに乗り、やっとの思いでホテルにたどり着き、

なんとかかんとかチェックインして、

疲れ切ってベッドに倒れ込んでとりあえず寝たのを思い出す。

 

そういう意味では、その当時と語学力についてはほとんど進歩は無いのだが、

毎年の渡航で慣れと度胸だけはついているので、

いろいろな意味で疲れは感じない。

 

今回は、UKのテロが多く入国審査が厳しいのではと心配していたのだが、

あっけないほど簡単に入国ができ、いい意味で拍子抜けであった。

 

無事UKに入国し、預け入れた荷物も

全員無事にターンテーブルからピックアップすることができ、

まずは、第一関門突破である。

 

岸氏と今回初めてお会いする富山の仕立屋さん清水さんは、

少し前の飛行機で現地入りし、

今日の宿泊先に到着しているはずである。

 

余談ながら、海外で仲間との連絡や日本からの電話などを取るだけでなく、

街歩きをしながら情報を収集するためにスマートフォンが使えると使えないでは、

圧倒的に差がついてしまう。

 

海外でスマートフォンを常時使う方法としては2つの方法がある。

①Wi-Fiルーターをレンタルし常にWi-Fiでデータ通信を行えるようにする。

②現地で使えるプリペイドシムカードを購入し、シムを差し替えて使う。

 

もちろんホテルやカフェなどの公共の機関ではフリーWi-Fiもだいぶ充実しているが、

郊外に出ると使えない場合が多い。

 

①の方法は万能な方法であり、その地域対応のWi-Fiルータさえ持っていけば、

スマホがキャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)のものでもそうでなくても、関係なく使える。

デメリットで言えば、軽くなったとはいえ、常にWi-Fiルーターを持ち歩く必要があり、

また、スマホとルーターのどちらものバッテリーを気にする必要がある。

 

②の方法は海外のプリペイドシムに対応した端末、シムフリーなスマートフォンが必要であるが、

Wi-Fiルーターに比べて格安で、データ通信においては国内で使うのと同じようにスマホが使えるのである。

バッテリーはスマホのみを気にしていれば常に通信はでき、とても快適である。

デメリットは、シムフリースマホが必要なこと、そして、シムを差し替えると、通常の電話はその間使えないのだ。

 

数年前より、最も最適な方法をいろいろ試していたところ、

シムフリースマホにDSDS対応の端末を見つけた。

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↑お気にい入りのスマホ Motorola Moto G4 Plus

 

DSDSとはデュアルシムデュアルスタンバイの略であり、

なんと2枚のSIMカードを同時に挿入でき、

しかも同時に待ち受けできる優れもののスマホである。

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↑プリペイドシムはコレを使用 マイティーシム

 

日本で使用するときには、データ通信用と通話用のシムを分けて使用するのだが、

海外にでると、このデータ通信用シムを海外用のプリペイドシムカードに変えるだけで、

日本国内と同じように使用でき、しかも日本からの電話も取れる。

 

今のところ海外でのスマートフォンはこの選択がもっともお気に入りなチョイスである。

 

ちょっと話はそれたが、

まずは現地でデータ通信が可能なことを確認して、

3人はタクシー乗り場に急ぐのだった。

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つづく

 

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