ゑみや洋服店

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2017-07-09

2107年2月3日に黒木氏から届いた一通のメッセージ (VISIT UK 2017 Vol.01)

毎年2月になると、

6月のピッティ(フィレンツェで行われるメンズウェアの展示会)の

計画を立てる時期である。

 

前回ピッティーに訪れた際に、「UKも行きたいよね」というような話になっており、

今年はピッティーは行かずUKに行こうという話にはなっていた。

 

早いほうが良いと思い、2月に入ったのでいつもご一緒する黒木氏に打診してみた。

2月2日

Screenshot_20170709-162919

 

すると翌日2月3日に興奮気味?に届いたメッセージがこちら!

2月3日

Screenshot_20170709-163125

というわけで、UK行きの段取りがスタートしたのである!

 

一般にはなかなか入ることの出来ない、

英国のミル(生地を製造する工場)とオーダースーツの聖地の両方を見学できる

またとないチャンスに心踊ったことは言うまでもなく、

しかも、グッドウッドで行われる自動車の祭典にも参加できる

ダブルにもトリプルにも楽しみな旅になりそうなことは容易に想像がつくところである。

 

そして、話はトントン拍子に進み、

7月1日〜8日の「洋服の聖地を巡る旅」のプランが出来上がったのである。

 

実はUKに行きたいもう一つの理由があった。

もうすでにご想像が着く方もおられるかと思うが、

ボク、江見は無類のボンドフリーク。

ロンドンはそういう意味においても聖地なのである。

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黒木氏とは、実は8年前に一度UKを2人で訪れたのが最初で、

ここから彼と毎年のように出張に行くこととなった思い出の場所である。

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↑2009年9月の黒木氏とのファーストトリップ

 

ここ3年ほどそんな海外出張にご一緒していただいている

高橋氏にも声をかけると二つ返事でOK

 

実はボクと黒木氏と高橋氏は、

神戸と福岡と京都にそれぞれお店を構える仕立屋チームであり、

なんと同い年、そして全員が後継ぎとして

親父の殻を破って業態を変えて商売を引き継いできた、

とても境遇の似ている3人なのである。

 

生きている時代も、境遇も似ている3人だから気が合わないはずもなく意気投合、

見聞を広め、共同仕入れなどを行うために毎年旅に出るようになったのである。

 

今回は先程のメッセージで名前が出てきたのだが、

3軒の共通な仕入先の生地商社を経営されている、

英国に留学経験もあり精通している岸社長が、

アテンドをいただけるということで、鬼に金棒である。

 

いつも、この仕立屋チームで旅にでると、数々の奇跡が起こる。

 

まずこの計画の段階でも奇跡が起きる。

それは、英国紳士の社交の場であり、

我々のような短期渡航者は足を踏み入れることの出来ない

格式の高い「ジェントルマンズ・クラブ」に

2泊ではあるが宿泊することができると言うのである。

 

このジェントルマンズクラブについては改めて書かせていただくが、

とにかく、出発前からのこのような奇跡が舞い降り、

旅の期待は高まるばかりであった。

 

飛行機と、残り4泊のホテルの手配は、

旅行会社に務める義姉にお願いし準備万端。

 

怒涛のように忙しい日々が、

あっという間に5ヶ月の日々を過ぎ去らせて行ったのだった。

 

つづく

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