ゑみや洋服店

Home > 仕立屋5人組珍道中 フィレンツェ&ナポリ編

仕立屋5人組珍道中 フィレンツェ&ナポリ編 Archive

51:アマルフィのボンドガールは日本語がお上手

ナポリ市街地を出発して2時間半ほど経過しただろうか、素晴らしい天候の中断崖につけられた細い道をアマルフィーに向かっての快適なドライブである。

ドライバーはゆっくりと運転しているわけではなく、どちらかというとかなりのスピードを出しているほうだが恐怖感を感じない。
とても腕が良いのである。

ほどなくすると断崖の切り立った道路から少し開けた景色の良い場所にでる。

ちょうど正午前ごろだろうか、程よく空腹感もしてきたころ美人女性ガイドさんおすすめのレストランに到着する。

「Restaurant Da Ciccio Cielo Mare Terra(ダ チッチョ)」である。

断崖から開けたところとはいえ断崖には変わりなく、素晴らしい景観のレストランがそこにはあった。
832
↑こんなロケーションのところにある素晴らしい眺望のレストラン。

ボクの向かって左にいる女性が今回のボンドガール…

ではなく、今回のアマルフィーツアーの美人ガイドさん。(名前は忘れた…)
日本語ペラペラなのと顔が小さいのがびっくりなのである(笑)

841

しかし、何度も言うがほんとに素晴らしい景色と天気である。
アンティパスト(前菜)、プリモピアット(メイン)、セコンドピアット(2番目のメイン)サラダ、ドルチェ(スイーツ)、カッフェと続く。

食べるのと会話に夢中でここでもあまり写真がないのだが、まずはアンティパスト

845

 

 

そして、イタリア料理は前菜につづきパスタがメインとして登場する。

プリモピアット

851

このパスタは一見すると普通のパスタのように見えるが、実は焼きパスタなのである。

849

このような紙に包んでオーブンで蒸し焼きにしたものだそうである。

とにかくおいしかったのを覚えている。

 

そして印象深かったのは、このレストランオリジナルのビオワインと…

844

 

アマルフィーで有名なリモンチェッロならぬオリジナルのアップルチェッロ。

ディジェスティーボ(食後酒)としていただいた。

c14908ae-s
あまりのおいしい料理に昼からやや飲みすぎである。
さて、いよいよ満腹の上心地よい酔いの中「アマルフィ」到着である。
つづく

50:イタリア最終日はレジャー日和

ナポリ3日目。

翌朝は早朝の暗いうちからにナポリ空港に向かい帰路に向かうことになっているため、実質この日が最後の一日である。

最終日は一切の仕事を入れず、少し足を延ばし、世界一美しい海岸と評される「アマルフィー海岸」へのツアーを行う予定である。

お天気にも恵まれこの日もほぼ快晴。
794
↑この建物が我々がお世話になったホテルのビルである。

朝食を早めに済ませ、ホテル前に降りるとそこにはチャーターしたメルセデスのバンとドライバーそしてガイドの美しい女性が待っていた。
793
↑ちょっとコワモテなドライバー。とっても無口なシャイガイであった。

美しい女性ガイドの写真は後程ご覧いただくとして…

早速車に乗り込むとアマルフィーに向けて出発。
石畳のナポリの街を抜け高速道路に入っていく。

ナポリ市街地からアマルフィーまでは片道の距離は約80㎞
道中での昼食も含めると約3時間の道のりである。

ポンペイ遺跡とベスビオ山を左手に見ながら海岸沿いに一路ソレント方面に向かう。

車2台がすれ違うのがやっとの海岸沿いの道。
素晴らしい景観を見ながらのドライブが続く。
799
↑ソレントを望む美しい展望台で。

何か所かある展望台に立ち寄りながらドライブは続く。

811

展望台で営業していた屋台のジューススタンド。
目の前でオレンジかレモンを絞ってくれる。

810

↑お化けレモン、もちろんシチリア産。

シチリアレモンの生ジュースはとにかく酸っぱく、いまでも思い出すと口に唾液があふれ出す。

817

 

しかしほんとうに素晴らしいお天気である。

ナポリのカプリ島にはとても有名な青の洞窟という観光スポットがあり、天候、気候により洞窟に入れる確率は左右されるのだが、なんとアマルフィーに行く道中「コンカ・デイ・マリーニ」にも、青の洞窟ならぬ、エメラルドの洞窟という観光スポットがある。

b0194588_159856

この観光地は青の洞窟のように小舟で入るのだが、海側から入らず洞窟側から入るためよほど海が荒れない限り洞窟内に入ることができるのである。

 

洞窟と海は海底でつながっており日中はその光が海底を照らし、洞窟内の水面を美しくエメラルド色に輝かせるのである。

船頭が歌いながらオールで水面を揺らすと美しく輝くのである。

822

 

そんなエメラルドの洞窟を堪能したあとは、また美しい海岸線を走り、昼食に向かうのである。

つづく

49:ナポリピッツアの掟 3箇条

旧市街地を後にし、いったんホテルに荷物を置きにもどり、夕食を食べに街にでる。

この日の夕食はナポリで生まれたピッツア「マルゲリータ」の発祥のお店を訪問することになっている。

賑やかな市街地にひときわ目立つ黄色い看板「BRANDI(ブランディ)」がそれである。
pizzeria-brandi

マルゲリータ発祥の店ということもあり、いろいろなガイドブックにも掲載されているので、店内の席はかなりいっぱいである。

今回は神宮さんともう一人ナポリに住んでいる日本人女性の合わせて7名での食事である。

店内に入るとまず目に着くのはピッツアを焼く石窯である。
釜の上部に「BRANDI」の文字が見える。
778

その前を通り階段に案内され2Fの席へ…

こちらがメニューの表紙である。
780

表紙の下の方に1780の文字が見える。

なんとこの店がオープンして235年が経つのである!驚きである。

もちろんメニューはイタリア語&英語である。
782
しかし、イタリア語は比較的ローマ字読みに近いので、特に有名なイタリア料理などはメニューを見ればなんとなくわかるのがありがたい。

この店に来てもちろん注文するのは当然、ピッツア「マルゲリータ」である。

783

例によって7名で4枚ほどのピッツアとサイドメニューなど数点と飲み物を頼もうとすると、神宮さんがナポリピッツァには食べ方の掟があると教えてくれた。

ナポリピッツアの掟3箇条
1.ピッツアリアに入ったら最低一人一枚注文すべし!
2.ピッツアはシェアせず、一人で食べきるべし!
3.むやみやたらに細かくせず、一枚は4つに切り丸めて頬張るべし!
※ピッツアの耳(周りの分厚い部分)は残しても良い。

とまあこんな感じ。
周りを見渡せば確かに小学5年生ぐらいの子供も目の前に1枚のピザがありモクモクと食べている。
784
↑しかし一枚と言ってもこのサイズだから凄い!

そして、その上にサイドメニューを注文し食べるのである…ナポリの方々はふくよかな方が多いのも納得である(笑)

どおりで初日に立ち寄ったピッツアリアの店員が不思議そうな顔をしてなかなか戻らなかった理由が今になってようやく理解ができたのである。

それでも結局はたくさんのサイドメニューを注文するということで落ちつき、ピッツア5枚とサイドメニューにパスタやサラダなどを頂いたのである。(ナポリ的には邪道である。)
napoli-p-pizza-brandi-2

とまあ、イタリア流ピッツアのいただき方のレクチャーも受け、すこしまたイタリア通になっただろうか?

マルゲリータ他を堪能し、ほろ酔いでナポリ3日目の夜を終えるのであった。

つづく

Home > 仕立屋5人組珍道中 フィレンツェ&ナポリ編



カレンダー
« 先月 2024年 5月 翌月 »
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
管理者情報
Valid XHTML  
ログイン