- 2012-01-12 (木) 13:48
- Column | えみちゃんのひとりごと・・・ | オーダーシャツ
現在では全て同じものを差します。
そう、みなさんがスーツ等を着用するときに
スーツの下に着るシャツのことです。
みなさんはどの言葉を使いますか?
統計では、
関西では「カッターシャツ」
関東では「ワイシャツ」
と呼ぶことが多いそうな…
ではなぜ同じものに3つも名前があるのでしょうか?
その語源をさかのぼるといろんなことがわかります。
まずは『ワイシャツ』
Tシャツと同じように広げると「Y」の字に似ているから
「ワイシャツ」と思っている方も多いようですが実は違います。
この「ワイシャツ」という言葉はさかのぼること明治時代、
日本に洋装の文化がやってきたときのことです。
英語で「ホワイトシャツ」と発音した言葉を
聞き取り間違えて「ワイシャツ」になったそうです。
「白いシャツ」が語源なのです。
その当時洋装の下のシャツといえば下着でしたので、
「白」しかなかったようです。
それでは『カッターシャツ』という言葉は
どのように出来たのでしょうか?
よく「カットソー」という言葉を耳にすると思いますが、
この言葉はカット(裁断)&ソーイング(縫製)の略で、
主に布帛を裁断して縫い合わせた軽衣料のことを指します。
このカットから「カッターシャツ」という言葉が出来た…
と思いきやぜんぜん違うそうです。
諸説あるそうですが、もっとも有力な説は、
「勝った」⇒「カッター」になったとの
うそみたいなほんとの話。
みなさんも良くご存知な1906年創業のスポーツ用品メーカー「ミズノ」
この「ミズノ」の創業者「美津濃利八」が、
大正7年に第一次世界大戦に「勝った」ことから、
美津濃商店のスポーツシャツの商標名として
「カッターシャツ」と名づけたそうです。
「ホワイトシャツ」と「勝ったシャツ」=「ドレスシャツ」
全く違う語源から、
今では全く同じシャツのことを指すなんてとっても不思議ですね。