ロイヤル・オートモービルクラブ(ジェントルマンズクラブ)での宿泊は、
土日の2日間、この日からの宿泊は場所を移動して、ロンドン市内の北西に位置する、
ケンジントン・ガーデンズにほど近い「シーザー・ホテル」に移動となる。
早朝からフォックスアンブレラとサヴィル・ロウの見学を終え、
刺激的な一日の最後の仕事は、RACに預けた荷物を受取り、
シーザーホテルへの移動である。
我々5人は2台のタクシーに分乗し、
シーザーホテルを目指す。
道中はおおよそ15分〜20分ぐらいであろうか。
ロンドン中心部の繁華街から、離れるにつれ、
少し住宅地らしくなってきた一角にシーザーホテルはある。
ケンジントンガーデンズとハイドパークという2つの公園が繋がって存在し、
その2つの公園を合わせた面積は、おそらくロンドンで最大であろう。
タクシーでホテルに到着すると、
まずは、フロントに荷物を運び込みチェックインの手続きをする。
いつも苦手なホテルチェックイン。
ロンドンシーザーホテルのフロントには2名の女性スタッフがおり、
その、名札には名前と国旗が表示されており、
その時フロントにいたのは、イタリア人とスペイン人の女性であった。
今回悩まされたのが「デポジット」という仕組み。
チェックインの手続きに「デポジット」が必要なのでクレジットカードを出せと言う。
そもそも過去の出張では「デポジット」など聞いたこともなく、
全く新しい言葉に対応のできないボク(笑)
イタリアの女性が説明をしようにも、
その説明を聞き取るだけのヒアリング力もない…
というのか、今回は岸社長に同行頂いているので、
聞けばいいかという安心感から、聞く努力もしないのである(笑)
そこで、岸社長にデポジットの説明を聞くと、
ようは宿泊費に含まれていない食事代金等にかかる代金を保証するための「預り金」だそうな。
とりっぱぐれがないように、ある一定額を先にカードで支払いし、
チェックアウトの際に使っていなければカードの支払いがキャンセルされる仕組みである。
きちんとクレジットカードが使える客なのかを見極める側面もあるのであろう。
前回の渡英の際にはなかったように思うのだが、
段々とホテルの運用が厳しくなっていることがわかる。
そんなこんなで無事チェックインを済ませると、
実は、岸社長は学生時代の最後の数ヶ月をこの地域で過ごしたらしく、
この地域にもとても明るく、夕食も岸社長にアテンドいただけることとなった。
住宅街を少し歩くと、やはりすぐに賑やかな地域に出る。
やはりロンドン市内である。
岸社長の住んでいたアパートメントの前を通りつつ、
まずは、その当時良く通っていたと言われる、イングリッシュパブに向かうのだった。
つづく