一般的に男性はバッグを持つことを嫌がる人が多く、
ついついジャケットやシャツのポケットにすべてを収める人が多い。
財布に小銭入れに定期入れ、ボールペンに手帳にハンカチ、
そして携帯電話に名刺入れ…
確かにバッグに入れて持ち歩くと、
小物だけに取り出すのが面倒で時間がかかるという理由も良くわかる。
ところが、ジャケットやシャツのポケットと言うのは、
あまり重みのあるものを入れるようにはできていない。
なので、財布や携帯電話や手帳などを入れてしまうと、
ポケット周辺に型崩れがおきるのである。
↑モノの重みでジャケットの裾口には大きなシワが…
その時だけの型崩れならまだしも、
生地の織り方によっては、
ポケットに入れたものの重みで、
繊維が伸びてしまうことが起こったりする。
また、同じ場所に同じ物を入れていると、
摩擦でその部分の色が落ちたり、
生地を傷めたり、最悪は薄くなって破れたり…
結果、洋服の寿命も短くなっていくのである。
せっかく良いジャケットやシャツを購入しても、
ポケットにモノを入れたおかげで、
シワやあたりが出て野暮ったい印象を与えてしまうのだ。
↑ジャケットがボコボコしてスマートとは言えない。
また、ポケットの中のものを取り出すため
ビジネスにおいて人前でポケットの中をゴソゴソ探してる姿も、
けっして安心感や好感が持てるはしぐさではない。
↑欧米では絶対にタブーである。
基本、ジャケットのポケットに入れるモノは、
ハンカチやチケット程度のモノにとどめ、
外側のポケットには入れず、
内ポケットに収めるのが懸命である。
特にシャツのポケットにモノを入れることは、
絶対にオススメしない。
できればシャツのポケットは外してしまったほうが、
スマートで美しいのである。
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