6月13日(月)の出発まで1周間を切ったころの出来事である。
旅行の手配をお任せしていた義姉から1通のメッセージがグループLINEで届いた。
その内容は驚愕のものだった。
それがこれだ〜↓
ななななに〜エールフランスがストライキ〜!
もろに出発日がかさなり、しかも出発の1周間前を切っていた。
義姉が全力を尽くしてエールフランスの日本サイドに問い合わせてみるも、「日本側では何もわからない…」との回答。
全便欠航なのか、一部飛ぶのか、そんなことすら何もわからないのである。
とにかくストライキが始まってみないと何もわからないと無責任な回答しか得られないのである。
何かとトラブルの多いヨーロッパの航空事情であるが、ストライキの経験は初めてであり、先が全く読めないのである。
例えば、乗るべき便の欠航が早くわかれば別の航空会社の飛行機を抑えることもできるが、欠航が決まらないのにキャンセルすると高額なキャンセル料が発生するのである。
悪意すら感じるストライキである。
義姉はエールフランスから情報を引き出そうと懸命に連絡を取りつづけるも「わからない」の一点張り…電話をかけてもつながらない状態にまでその状態は悪化したそうである。
そんな中6月11日のストライキが始まる。
前日の10日には11日の欠航する便のアナウンスがようやくされ始める。
過去のストライキでは日本からパリまでの便の20〜60%が欠航になったようだが、日本〜パリ便が全便欠航になった例もあるようなので余談を許さない状況が続く。
11日夕方に12日と13日関空発のパリ行き昼便の欠航が発表される。
仕立屋仲間の一人もその被害にあい、急遽別の航空会社で飛ぶことを余儀なくされた。
我々ももし昼便で出発をしていれば、この便で出発予定であったのだ。
しかし我々が乗る予定の便は羽田発の夜便。
その時点では飛ぶも飛ばないもまだ不明。
最悪の場合は24時間前にならないとわからないとのこと…。
ということは最悪は12日の夜にならないと結論が出ないのだ。
ジリジリと追い詰められる時間が過ぎて行く。
義姉は日曜日で休みにも関わらず朝からずっと電話をエールフランスにかけ続けるが、電話に出たのは正午前立ったそうだ。
その時点でエールフランスの回答は欠航は回避されたとのこと。
前日の正午になりようやく飛行機が確保され冷や汗ものの1周間であった。
その時点では羽田空港からのパリ行きは1便も欠航が出ておらず、今回は羽田便を選んだことが功を奏したのである。
ちなみに翌日の同じ便は欠航になったことは、あとで知った。
とにかくハラハラさせられたが、結果非常にツイている結果になったのだった。
いよいよ翌日出発の日を迎えるのである。
つづく