- 2014-02-12 (水) 8:00
- 仕立屋二人組珍道中 ピッティー編
今回のピッティ訪問は、
以前より世界最大級のメンズの見本市を
この目で、肌で感じたいという長年の願望が
かなえられたのである。
基本的にメンズだけの見本市自体、
世界中であまり行われておらず
(衣料品全般というのはあるが…)
訪問した人に聞いた情報以外の情報も無く、
ただただ想像の域を出ないものであった。
しかしやはり百聞は一見にしかずというが、
実際に訪れて、まずそのスケールと会場に驚いた!
ボクの想像の中の見本市は、日本で行われる会場…
「ビッグサイト」などのような大きなホールを仕切って、
ブースをたくさん作り企業が出展する。
というありきたりのもの。
ところがピッティはバッソ要塞という
広大な史跡で行われているのです。
↑バッソ要塞内部(ピッティーウォモ会場)
余談だが、もともとイタリアは敵の侵入を防ぐ為に、
街ごとに城壁で囲まれていたそうで、
このバッソ要塞はその守りの要だったような所だそうです。
↑五稜郭のような敷地。周りは城壁で覆われている。
そんな広大な土地の史跡で行われる見本市…
乱暴な表現をするとすれば、
大阪城とか御所とかで洋服の見本市が行われる感じ…
(ちょっとちがうかな(笑))
さておき、その中の大小の建物すべてが、
見本市の会場となっており、
小さい建物では1企業(1ブランド)が借り切って、
ブースを展開したり、
最も大きな建物のメイン会場は3階建+地下の4層になっており、
500社近い企業やブランドがその建物のフロアごとに
似通ったブランドが集められている。
50坪以上の大きいブースから、
タタミ1畳の小さなブースまでさまざま。
シューケアのコロンブスのブースにお聞きしたところ、
場所にもよるが3坪弱のブースが4日間で90万円だとか…
そして、そのガイドブックたるやなんと厚さ約3cm!
↑左にあるのがガイドブック、出展1043社の詳細とブースの場所が書いてある。
そして各ブースを訪れると、
ほとんどのブースで入場の際に渡されたIDタグのバーコードを、
入口でスキャンされ、
訪問者の情報がブースの企業に流れる仕組みになっている。
広大な敷地と史跡。
そして会場を埋め尽くす伊達男達!
ピッティは見本市と言う名のお祭であり、
それに参加することで、
ファッションの素晴らしさと可能性を改めて再確認した
そんな素晴らしい機会でした。
いやあ~ホントに行ってよかった!
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