世界中の男性のビジネスウェアとして広がったスーツ。
このルーツと言われる場所がロンドンの市内中心部にあります。
「サビィルロウ」
現在でも老舗テーラーが軒を連ね、
世界中に顧客を持つことで有名です。
日本でスーツのことを「背広(せびろ)」と呼ぶのは、
このサビィルロウが訛ったという説もあるほどの背広の聖地なのです。
そもそも、イギリスという国は、
アジアやその他諸国に多くの植民地を有しておりました。
その植民地から多くの移民を受け入れた歴史の中で、
異なった価値観を持った方々と
円滑にコミュニケーションを図る道具としてスーツを着用し、
相手に対する敬意を表してきたのです。
そんな考え方のバックボーンがあったからこそ、
スーツがビジネスウェアとして世界中に広まったのです。
現在では、ビジネスウェアとしての
スーツのルーツの下に流れるバックボーンを理解することなく、
「ビジネスの義務」のように着用されている方を非常に多く見受けます。
実に日本人の8割以上の方が間違ったスーツを着ています。
その大きな理由のひとつに、英国発のビジネスウェアが
日本に伝わってくる時にゆがんで伝わってきたように思います。
次回連載1-2は、
「日本人の着こなしがおかしいのはあの国のせいだ!?」
とちょっと過激?にお送りします。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
次回をお楽しみに。