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ギーブス&ホークスは亡きあのお二人の衣装も手がけていたのです!(VISIT UK 2017 Vol.21)

さて、ギーブス&ホークスの店内に潜入すると、

建物自体は古い石造りであるが、店内はかなり広く、

改装も施され、歴史は感じるが近代的な店舗の内装である。

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この写真は店舗2階の回廊のようになったところから撮影したもので、

一階が店舗、写真中央一階部分から奥に入るとオーダールームに続く。

 

回廊部分はアーカイブの展示スペースとなっていて、

ギーブス&ホークスのものづくりの歴史の中でスポット的なものが、

ガラスケースに収められ展示されている。

 

そして写真左2階部分から続く階段をのぼると…

そこには…

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ヘンリープールとは違った、黒い壁紙で覆われたアーカイブルームが出現する。

さながら、ギーブス&ホークスミュージアムの様相である。

 

そこには、過去からの写真や制作してきた洋服や制服などが展示され、

圧倒される空間がそこに広がっている。

 

紹介が遅れたが、このギーブス&ホークスを今回案内頂いたのは、

ギーブス&ホークスのスタッフではなく

ジェームス・ダンスフォード率いる

リアブラウン・ダンスフォード社のロンドン支店のマネージャー

超イケメンなパトリック氏である。

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パトリック氏はもともとこのギーブス&ホークスのスタッフであったが、

生地の世界も勉強したいということで、

リアブラウンダンスフォード社に転職したそうだ。

 

元職場でありながら、現在のスタッフ以上にキビキビと動く姿は、

とてもナイスガイな印象を受けた。

 

このパトリック氏がこのアーカイブルームで見せてくれたのが、

アーカイブブックといい、このアーカイブルームをそのまま詰め込んだ一冊の本であった。

定価60ポンドであるから、なんと日本円で9000円な豪華な本である。

(実はあまりの素敵なアーカイブブックなので購入して持ち返っているので、興味のある方は店頭でご覧いただきたい。)

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もちろん中の文章は全部英語である。

 

アーカイブブックを見ながら、アーカイブルームを見学していると、

そこに展示してある一着のジャケットに目が止まった。

これである。

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王室の女性が着用するジャケットであることは見てとれるが、

さてこれが誰が着用したものかおわかりだろうか?

 

カンの良い方なら、お察しだとは思うが、

実はこのジャケットは故ダイアナ妃の着用したものに他ならない。

DSC02950

ダイアナ妃の衣装もこのギーブス&ホークスが請け負っていたのである。

 

そして、さらに驚きの写真がそのアーカイブブックには掲載されていた。

その写真は…

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そう、故マイケル・ジャクソン氏のこの衣装!

1980年に製造されBADのツアーで世界を周った際に着用されたものである。

まさにこれもギーブス&ホークスの作品だったのである。

 

この衣装は、2階回廊の部分にガラスケースに展示をされていた。

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豪華な刺繍と装飾、そしてデザインは、

英国王室と海軍、陸軍のの制服からのインスパイアであると知り、

さらに英国服の奥深さを目の当たりにすることになったのだ。

 

このあと、地下の工房を見学しギーブス&ホークスをあとにしたのであった。

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つづく

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