- 2017-08-13 (日) 13:45
- 洋服の聖地を巡る旅(VISIT UK 2017)
午前中いっぱい使ってのフォックス・アンブレラの視察を終え、
次の目的地、今回の旅のメイン「聖地」のうちの一つでもある、
仕立て洋服の聖地「サヴィルロウ」へと向かう。
7年前の黒木氏との旅でも訪れたサヴィルロウ。
その時のミラクルな出会いもすごかったが、
今回はまたリアブラウンダンスフォード社のCEO、
ジェームス・ダンスフォード氏のお膳立てと、
株式会社マルキシの岸社長に通訳もしていただける、
なんとも贅沢な視察である。
7年前のサヴィルロウ初視察の奇跡の出会いはこちら↓(ゑみやblog)
仕立屋二人組み珍道中!? 第十七話
仕立屋二人組み珍道中!? 第十八話 『背広の神様』
仕立屋二人組み珍道中!? 第十九話 『鈴木氏』
そんな奇跡から7年今回も「背広の神様」は微笑むのか!?
まずは、このサヴィルロウについて説明しよう。
サヴィルロウとはロンドン中心部にあるショッピング街の中に、南北に通る一つのストリートの名前である。
日本のスーツを意味する「背広」という言葉も、このサヴィルロウが語源であるという説はとても有名な話。
ストリートの長さはそんなに長くなく端から端まで約100m弱というところだろうか。
そのストリートの東西にはこじんまりしたお店がずらりとならび、
その多くがビスポーク、つまりオーダーメイドの紳士服店なのである。
現存する最古のテーラー「ヘンリープール」もこのストリートの北の端にそのお店を構える。
1806年創業なのでなんと211年の歴史である。
有名所では、
ギーブス&ホークス
ハーディーエイミス
アンダーソン&シェパード
チャーリー・アレン
オズワルド・ボーテング
アンソニー・J・ヒューイット
ノートン&サンズ
デーヴィス&サン
エヴィス
リチャード・アンダーソン
リチャード・ジェームズ
などのテーラーが存在し、最近特に有名になったテーラーが、
映画「キングスマン」の舞台にもなった、HUNTSMAN(ハンツマン)である。
ガラスが反射してわかりにくいが、前の鉄柵を見ていただければ同じ店だとわかる。
店内もロケに使われ一躍有名になったのである。
ハンツマンの入り口の看板の裏には…
キングスマンの看板がいまでも残っている。(もうじき取り外されるらしいが…)
そんな、サヴィルロウのテーラーに今回もしっかりお邪魔させていただく前に、
ジェームスとの待ち合わせをしているレストランに向かう。
サヴィルロウのストリートのすぐ側にあるイタリアンレストラン、その名も…
サルトリア…イタリア語で仕立屋である(笑)
昼食にパスタを頂き、いよいよテーラー見学開始である。
つづく