- 2016-08-16 (火) 10:00
- ゑみや洋服店スタッフ珍道中 イタリア編
さて、シャルル・ド・ゴール空港の2Eターミナルの話題である。
日本から到着するエアフランスやJAL、ANA機はほぼこの2Eターミナルに到着する。
また、パリから日本への帰国も同じくこの2Eターミナルであり、帰りもこのターミナルから搭乗するのである。
ところがこの2Eターミナルがまたまた曲者である。
到着時には気がつかないのだが、いざ帰国、搭乗となった際に帰りの航空券を確認するとゲート番号がK45などと記入されているのである。
しかし、案内図を見る限りターミナルはGまでしかない。
ところが、e-チケットには出発ゲートは2Eの表記…
変更があったのか、あったとしてもKのターミナルは一体どこに…
一昨年の帰国時にはこのKターミナルを探すのに大変苦労したのである。
存在しないKターミナル。
結局のところ種明かしをするとこういうことであった。
上の案内図と今日の冒頭でお見せした案内図を見比べていただきたい。
後者の案内図には2Eターミナルの下の部分にKの表記があることがわかる。
2Eの右側にはL、Mと続く。
実は2EのターミナルにはEのゲートは存在せず、さらにK,L,Mの3つに分かれ、そのそれぞれにゲート番号がついているのである。
旅行者に手渡される案内図も、空港内に設置されている案内図も前者の物が多く、Kの表記は2Eのターミナルに行って初めて案内看板が出てくる。
なので、最初からKのターミナルを目指そうとすると存在しないターミナルを探すハメになるのである。
なかなか不親切な案内だが、良くも悪くもヨーロッパはこんなもんで、いろいろ聞いて自分で解決をしていかないと、ターミナルにはたどり着かないわ、飛行機にも乗り遅れるわ…すべて自己責任である。
きっとこれはヨーロッパに限った話ではなく、日本以外の殆どの国はこんなもんだと思う。
何かを手に入れたければ自分でアクションを起こし、前へ出ないと手に入らない。
これが万国共通の認識なのだろう…
どうしても日本人なので日本を基準にものを見てしまいがちだが、海外に出ると日本がとっても特殊な国だと感じる。
行き渡ったサービス、案内板、気配り、心配り…
海外に出させていただく度に、人の事を思いやる素晴らしい国民性に改めて誇りを持て、美しい日本の良さを再認識する素晴らしい機会である。
というわけで、もしシャルル・ド・ゴール空港に個人旅行で行く機会があれば、2Eターミナルには気をつけていただきたい。(笑)
つづく
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