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06:渡仏

ストライキの影響かエールフランスのパリ行き便は満席の状態。
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我々が羽田空港のエールフランスチェックインカウンターでチェックインした時にはもうすでにほとんどの座席は埋まっており、8人は近くではあるがバラバラの座席に座ることを余儀なくされる。

バラバラではあるが夜便なので、ひたすら眠る事を考えるとあまり気にならない。

ボクの席の左は大きな身体のヨーロッパ人(だと思われる…)
明らかに体の大きさに対して、座席が小さく可哀想である。

そして右には見た目30代の日本人女性。
その右は通路である。

座席に着き、シートベルトを締める。
搭乗が最後の方だったので、すぐに機体は滑走路へと動き出す。

とても広い羽田空港はゲートを離れてから離陸する滑走路までかなり走る。
そしてしばらく走り、滑走路に入ると一気に加速、そして機首が上がり離陸するのである。

座席が窓側でなく、中央なので窓からの景色は拝めないが、心地よい「G」の中、機首を上げてみるみるうちに高度が上がっていくのがわかる。

しばらくすると、機体はまっすぐとなりシートベルト着用のサインが消える。

慌ただしく客室乗務員が動き始め、ドリンクサービスからディナーの準備にとりかかる。
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今回はこの夜発便を生かして、とにかくこのディナーの時間に体にアルコールを入れ、ほろ酔いで一気に寝てしまう作戦である。

まずはシャンパーニュから始まり赤ワインなどなどをオーダーする。
流石はフランスの航空会社、エコノミークラスでもシャンパーニュ(スパークリングワインでは無く)があり、しかもちゃんと美味しい!

ミニボトルで出されるワインも同じくである。
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結局、ディナータイムにはシャンパーニュ1杯とミニボトルの赤ワイン3本を飲み干して、ほろ酔い気分で座席に付いているモニターで適当な映画(タイトルすら覚えていない)を見ているうちに眠りに落ちていた。

飛行機内での飲酒は気圧の加減かかなり酔うのが早いと聞くが、まさにその通り。

落ちるように眠りについたのだった。

ほぼ座った状態なので熟睡とまでは行かないが、寝たり目覚めたりの繰り返しではあったが比較的しっかりと眠れ、パリまであと4時間を切った頃目が覚める。

機内は真っ暗なので、またぼんやりと映画を見たりしながら過ごす。

到着の1時間前になると機内の照明が明るくなり、朝食の準備が始まる。

ホットコーヒーで目を覚まし、いよいよパリに着陸である。

現地の時刻は4:30と夜明け前である。

あまり良い思い出のないシャルル・ド・ゴール空港。
過去の失敗を糧に成長しているはずである(笑)

念には念を入れ、着陸前に到着のゲートとフィレンツェに向かう出発のゲートをチェックする。

さあて、EU圏到着だ〜

つづく

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