- 2016-07-03 (日) 13:29
- ゑみや洋服店スタッフ珍道中 イタリア編
ここ数年、店長の江見が毎年のように訪れているイタリア。
目的は世界最大のメンズプレタポルテの見本市、ピッティーイマジネウォモに参加し、最新のトレンドを目で、耳で、肌で感じに行くこと。
そして、小物や生地などの日本に未入荷のアイテムを見つけ仕入れをしてくること。
今年も訪問を計画するにあたり、ふと昨年の帰りの飛行機の中での「想い」を思い出したのである…。
ピッティの会場と言えば過去にもこのブログでお伝えしたが、世界中のセレクトショップのオーナーやバイヤーなどに交じり、最新のファッションに身を包み伊達男っぷりをいかんなく発揮しているピッティーピープルという人たちが会場の広場に集まり、その祭りを盛り上げる。
オシャレすること、見られることを心から楽しみ、4日間のピッティーを盛り上げるのである。
実はボク自身このピッティーの醍醐味の80%はこの会場のピッティーピープルが集まる広場にあるといっても過言ではないと思う。
そして、この広場の中に紛れ込む感覚は実際に見て体感することからしか感じえない気付きがある、それぐらい想像の枠をはるかに超えた非現実な空間なのである。
ブリティッシュスタイル※と言われるルールのある完成されたメンズのファッションを心底愛し、敬意を払い、いかに着こなし、いかに着崩し、いかにカッコよく振る舞うか…そんな想いまで伝わるような素敵な広場。
メンズの特にブリティッシュスタイルを扱うショップスタッフはぜひ足を運び、その人なりのおしゃれをし、ピッティーピープルの中に紛れ込み、その心から沸き立つワクワク感を体感し、自分のファッションに対する想いを再確認すること…。
そんな機会を近い将来、ゑみや洋服店スタッフにも味わってもらいたいと帰国の飛行機の中で考えたのである。
※ブリティッシュスタイルとは現在のスーツやジャケットなどの英国に端を発した洋服文化の総称。イタリアやアメリカのスーツやジャケットスタイルもブリティッシュスタイルの延長線上である。
その想いは早々に現実化することになり、少数ながらゑみや洋服店スタッフとともに、この6月で90回目を迎えるピッティイマジネウォモの会場を訪れる決断をしたのである。
2016年2月 その計画は実現に向け始動した。
つづく