ソラーロってご存知ですか?
ヨーロッパでは夏のファッションとしてスーツやジャケットを創る生地として定番な生地の名前です。
名前の由来は、イタリア語で太陽「sole(ソーレ)」が語源というから、やはりヨーロッパでもイタリア人が好んで着るのも納得です。
そういえばナポリの青の洞門で有名な観光スポット、カプリ島にある山の名前も「モンテ ソラーロ(ソラーロ山)」なので何か関係があるのかな?
さておき、どのような生地なのかというと、パッと見た目は少しグリーンがかったベージュ系と言いますか、決して涼しそうとは言えないような色目ですが、近づいてよく見て見ると横糸には赤い糸が入っており、光の当たり具合や角度によって、玉虫のように赤い色が見え隠れするのです。
そんなソラーロ生地でスーツを仕立てると…
スーツなのでタイドアップしてかっちりと着こなしてみましたが、ジャケットだけで着こなせばとってもリゾートっぽい着こなしもできるのです。
今回はあえて英国製の「William Halstead」のソラーロ生地を使用したため、生地表面はマットな印象ですが、これまたイタリア製のソラーロ生地を使えば、光沢感が増しまたまた印象も変わるのです。
(イギリスではソラーロのことをサンクロスと言いますがここはあえてソラーロで…)
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