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ゑみや洋服店スタッフ珍道中 イタリア編 Archive
05:出発
- 2016-07-10 (日)
- ゑみや洋服店スタッフ珍道中 イタリア編
奇跡的にストライキを回避し、ホッと胸を撫で下ろした。
もうその翌日は出発の日である。
そして翌日の6月13日…すべての業務慌ただしく終了させ、店を15時で閉店し帰りに持ち帰る大量の荷物の事を考えて自家用車で大阪国際空港へ向かう。
早めに空港にチェックインを済ませゲートに向かい、大阪から共に発つ他店のメンバーと合流する。
↑大阪国際空港ゲート前にて…
しかし飛行機という乗り物は、どうしてこんなにワクワクさせてくれるのだろうといつも思う。
↑機内にて、もちろんエコノミークラスである(笑)
大阪から羽田は40分程度のフライトなので、離陸して高度が上がったと思ったらすぐに高度を下げ始める。
あっという間に羽田空港に到着する。
↑羽田空港国際線カウンター
ストライキは回避したとは聞いていたものの、実際に空港に行ってエールフランスにチェックインが完了するまでは気が気でなかったが、無事チェックインでき、ようやく本当の意味で安心することができた。
いつも出張の際の相方である、福岡の黒木氏とスタッフの野田氏も無事合流し、8名全員がいよいよ出国を待つばかりとなった。
間もなく出国。
何度も渡航はしているが出国前にゲート前ですべての準備を終えホッとしたこの瞬間がいつもたまらなく好きな瞬間である。
エールフランスより案内が入りいよいよ搭乗が始まる…待ってろフィレンツェ!
つづく
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04:焦燥
- 2016-07-06 (水)
- ゑみや洋服店スタッフ珍道中 イタリア編
6月13日(月)の出発まで1周間を切ったころの出来事である。
旅行の手配をお任せしていた義姉から1通のメッセージがグループLINEで届いた。
その内容は驚愕のものだった。
それがこれだ〜↓
ななななに〜エールフランスがストライキ〜!
もろに出発日がかさなり、しかも出発の1周間前を切っていた。
義姉が全力を尽くしてエールフランスの日本サイドに問い合わせてみるも、「日本側では何もわからない…」との回答。
全便欠航なのか、一部飛ぶのか、そんなことすら何もわからないのである。
とにかくストライキが始まってみないと何もわからないと無責任な回答しか得られないのである。
何かとトラブルの多いヨーロッパの航空事情であるが、ストライキの経験は初めてであり、先が全く読めないのである。
例えば、乗るべき便の欠航が早くわかれば別の航空会社の飛行機を抑えることもできるが、欠航が決まらないのにキャンセルすると高額なキャンセル料が発生するのである。
悪意すら感じるストライキである。
義姉はエールフランスから情報を引き出そうと懸命に連絡を取りつづけるも「わからない」の一点張り…電話をかけてもつながらない状態にまでその状態は悪化したそうである。
そんな中6月11日のストライキが始まる。
前日の10日には11日の欠航する便のアナウンスがようやくされ始める。
過去のストライキでは日本からパリまでの便の20〜60%が欠航になったようだが、日本〜パリ便が全便欠航になった例もあるようなので余談を許さない状況が続く。
11日夕方に12日と13日関空発のパリ行き昼便の欠航が発表される。
仕立屋仲間の一人もその被害にあい、急遽別の航空会社で飛ぶことを余儀なくされた。
我々ももし昼便で出発をしていれば、この便で出発予定であったのだ。
しかし我々が乗る予定の便は羽田発の夜便。
その時点では飛ぶも飛ばないもまだ不明。
最悪の場合は24時間前にならないとわからないとのこと…。
ということは最悪は12日の夜にならないと結論が出ないのだ。
ジリジリと追い詰められる時間が過ぎて行く。
義姉は日曜日で休みにも関わらず朝からずっと電話をエールフランスにかけ続けるが、電話に出たのは正午前立ったそうだ。
その時点でエールフランスの回答は欠航は回避されたとのこと。
前日の正午になりようやく飛行機が確保され冷や汗ものの1周間であった。
その時点では羽田空港からのパリ行きは1便も欠航が出ておらず、今回は羽田便を選んだことが功を奏したのである。
ちなみに翌日の同じ便は欠航になったことは、あとで知った。
とにかくハラハラさせられたが、結果非常にツイている結果になったのだった。
いよいよ翌日出発の日を迎えるのである。
つづく
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03:準備
- 2016-07-05 (火)
- ゑみや洋服店スタッフ珍道中 イタリア編
計画をしたのは2月であったが、月日の経つのは早く、あっという間に5月がやってくる。
個人的にも5月初旬は大きい行事を引き受けていたので、そんなことも重なって猛烈なスピードで研修旅行の日が迫ってくるのである。
だが、旅行の手続きに関しては義姉が完璧にこなしてくれていたので、安心して任せられる。
ほんとうにありがたい。
ピッティのチケットの手配もスムーズに行なえ、5月末には送られてきた。
海外で使えるプリペイドのシムカードとシムフリーのスマホも用意完了。
今回はじめての試みなのでちゃんと使えるか心配ではあるが…
そして6月に入りより具体的に研修の中身を詰め始める。
もちろんフィレンツェではピッティがメインイベントではあるが、その他にもグローブやネクタイなどの小物の買い出しや、靴工房の視察他、多くのイベントを予定しており、また、イタリアに初めて行くメンバーもいるので、少しの観光もと限られた日程の中でその調整を他の2店舗のオーナーと進めていく。
そして絶対に忘れては行けないのがディナーの手配である(笑)
フィレンツェはそんなに大きな街ではなく、気の利いたトラットリアがたくさんあるわけではない。
そしてこのピッティの期間中はそんなフィレンツェに世界中から30000人のゲストが訪れるのだから、特に人気のお店は連日満員なのである。
ちなみにホテルの宿泊もこの期間だけは通常の2〜3倍の金額になり、ホテルも足りていないのでうかうかしていると寝るところさえ確保が難しくなる。
そんな中8名での予約となると、行き当たりばったりで探していてはディナー難民になりかねない懸念がある。
そこで、過去何回か訪れたフィレンツェのお店の中で良かったお店をピックアップし、出発前に予約を入れておくことにする。
お店のホームページを探し、メールで日程と時間と人数を明記して送るだけ…便利な世の中である。
同様にミラノでのディナーは後にこのブログでも登場する予定だが、ミラノで女優を目指す、3年ほど住んでいる友人に相談に乗ってもらい合わせて予約をお願いする。
これで滞在中の晩ごはんで困ることはなくなったのである。
食事は旅の醍醐味でもあるから妥協はしたくないのである(笑)
1周間の臨時休業をするにあたり、お客様や取引先様にご迷惑をかけぬよう、最善を尽くして準備を行う。
過去の渡航でいろいろとトラブルもあったので、そんなトラブルも事前に回避できるように準備を進めていく。
そしてそんな万全の準備の真っ最中、ちょうど出発まで1周間を切ったころ、義姉より一通のメッセージがとどいたのだ。
そのメッセージは過去の渡航では経験したことのないあらたなトラブルを我々に伝えるものだった。
その内容とは…
つづく
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