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仕立屋5人組珍道中 フィレンツェ&ナポリ編 Archive

54:ナポリ最後の夜

アマルフィーよりホテルにもどり一旦部屋に入る。

夕食までにはまだ少し時間があり、じっとしているのも惜しく思い、休む間もなくまたナポリの街に出る。

 

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3日間、足に豆ができるほど歩いたホテルの周りのナポリの街はもうすっかり地図を見なくても大体の方向がわかるようになっている。

完全に仕事モードを抜け、ブラブラと町並みを散歩すると新たな発見もあった。

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例えばホテルの近くには教会があったのだが、中に入ってみると想像を遥かに超えたスケールの教会で驚いたり、街角の路地を入るとそこには素晴らしいアーケードがあったり…

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そんな最後の散歩を楽しむうちに、あっという間に最後の夕食の時間が近づいてきた。

最後の夕食はホテル近くにあるミシュラン店のリストランテがあるということで、お礼もかねて現地の案内をしてくれた神宮さんとその友人たちも招待し8名での賑やかな食事となった。

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イタリアはナポリの地で美味しいワインと美味しい食事、そして素晴らしいメンバー…

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最終日にふさわしい本当に満足度の高い食事であった。

つづく

 

53:翌朝のミッションのストレスから解放され、いよいよ最後の夜が近づいてきたの巻

アマルフィーから帰りのバンの中では、心地よい満腹感と、昼食時に飲んだアルコールとそして旅の疲れか、ぐっすりと寝てしまい気が付けばもうナポリ市内に帰ってきていた。

 

ほぼほぼ旅も終盤。

この旅の最後にはストレスを感じている大きなミッションがあった。

実は明朝4時にホテルを出発しナポリ空港に行くというハードルの高いものであり、空港にたどり着かないと帰れないというプレッシャーがそこにはあった。

 

朝の4時にはもちろん公共交通機関が動いているわけもなく、なおかつ、それぞれ5人が荷物満載のトランクを大小1個づつ持ち、お土産の手荷物などもあり…たとえばホテルでタクシーを呼んで実際にちゃんとやってくるのかも不安であった。

一般的なタクシーであればそれだけの荷物を積んで5人が乗るとなれば2台のタクシーが必要となり、またぼったくりのストレスにもさらされることになる。

 

そこでふと気づいたことがあったのだ。

このアマルフィーツアーで乗っている車はメルセデスのバン。
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5人乗って荷物も十分に積むことができる。

しかも、半日以上一緒に行動いただいたので信頼もおける…

というわけで、このツアーのドライバーにガイドさんを通じて明朝の空港までの送迎をお願いしてみることにした。

 

すると、何やらスマートフォンで連絡をとり、5人で100ユーロ(15000円くらい)出せば送迎すると提示された。

その価格が高いのか安いのかはさっぱりわからなかったが、早朝の大荷物の移動を考えると決して高くないと考え翌朝の送迎をお願いしたのであった。

 

ホテル前まで送っていただき翌朝の約束を確認しガイドとドライバーと別れる。
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↑写真は陽気なホテルのフロントマン

 

翌朝の移動のストレスから解放され、ナポリ最後の夜がいよいよ近づいてきたのだった。

つづく

52:男5人で行くところではないとつくづく思ったアマルフィー

昼食を満喫し、いよいよ目的地のアマルフィーに向かう。

断崖絶壁の道を揺られること20分でアマルフィーに到着する。

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ここまでの道のりはかなり崖の高い位置を走ってきたのだが、アマルフィーはそこから下り海岸線まで降りていく港町である。

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大小のクルーザーが並び、砂浜には大勢のカップルがビーチで甲羅干しを楽しんでいる。

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ふと山側に目を配ると断崖の谷間にアマルフィーの街があり、絶壁のギリギリまで家屋が立ち並び、見上げると恐ろしいほどである。

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断崖が崩れて来たら一瞬にして無くなりそうな街だが、過去に崩れたりすることはなかったのであろう。

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街中は狭いので建物の一階部分がこんな風に通路になっている部分もあったり…
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とにかくイタリアでも有数のリゾート地であり観光地なだけに多くの観光客が狭い町にぎっしりと来ている。

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アマルフィーの大聖堂。
ここでも結婚式が行われていた。

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桟橋の先からアマルフィーの全景をパノラマで…

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↑クリックで拡大します。

しかし、男5人で来るところでは無いとつくづく思ったアマルフィーであった(笑)

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いやあしかしそれでも素敵なところである。

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